サッカー日本代表のシンボルマークにヤタガラスが選ばれた理由とは?

サッカーが好きな人であれば、一度は日本代表の選手が着用しているユニフォームのシンボルマークを見かけたことがあることと思いますが、シンボルマークとして使用されている鳥がヤタガラスというカラスであることをご存知の方は少ないでしょう。そして、なぜシンボルマークとしてヤタガラスが選ばれたのかを知っているサポーターもあまりいないかと思います。そこで、ヤタガラスが日本代表のユニフォームに使用されるようになった理由を簡潔にご紹介させていただきます。

日本代表のユニフォームには、大きく翼を広げた3本の足を持つ一見不思議な見た目のカラスが描かれておりますが、このヤタガラスというカラスの三本の足が示すものには諸説あり、1つの説は、三本の足がそれぞれ天と地と人を示し、神と人と自然が、皆同じ太陽から生まれてきた兄弟であるということを示しているという説です。もう一つの説として、かつて熊野地方に勢力を保持していた熊野三党である榎本氏と宇井氏、そして藤白鈴木氏をそれぞれ表しているという説もあります。更には、夕日と昼の光、朝日を示しているという説まであり、一定の見解は得られていないのが現状です。

このヤタガラスが日本代表のシンボルマークに選ばれた理由は、ヤタガラスが昔から熊野国から大和国までの道案内を担って神武天皇の勝利を導いたとされており、導きの神として信仰されてきたことが挙げられます。そのため、サッカーにおいてもこのヤタガラスが日本代表チームを勝利へと導いてくれるようにという想いを込めて、採用に至ったものと思われます。このシンボルマークが採用されたのは実は1931年で、その後80年以上の間ずっと使用され続けているので、かなりの歴史があるシンボルマークです。

このように、一見足が三本あり不気味にも見えるヤタガラスですが、実は昔から様々な説が唱えられて、日本の歴史と非常に密接に結びつけられ、象徴として崇められてきたという事実があります。日本代表のユニフォームに使用されているシンボルマークに、このような理由があったということを知ると、より日本代表の未来に込められた想いを感じ取ることができるでしょう。同じように、他の国のユニフォームにもその国それぞれの夢や希望が込められたオリジナルのシンボルマークが採用されているので、国際戦などが放送される際には選手だけではなく各チームのシンボルマークに注目してみるのもよいかもしれません。